決算書の見方を説明します。
16 6月
損益計算書には4つの利益があります。
①売上総利益
売上高から売上原価を引いたもので、いわゆる「粗利益」です。
売上総利益は、会社の「販売力・商品力・開発力」を示しています。
ですから、売上総利益が低下傾向にあるのなら、販売力を強化したり、商品力を強化したりという手を打たなければなりません。
②営業利益
売上総利益から販売費及一般管理費を引いたものが営業利益になります。
営業利益は「営業力・管理力」をあらわしているので、これが低下している場合には、営業基盤の強化、予算統制の実施、生産性の向上やコストダウンに取り組む必要があります。
③経常利益
営業利益に受取利息などの営業外収益を足し、支払利息などの営業外費用を引いたものが経常利益です。
経常利益は「資金力」を示しています。
ですから経常利益が低下しているのなら、借入金を返済したり、資金効率やキャッシュフローの向上をはからなければなりません。
④税引前当期利益
経常利益に固定資産売却益などの特別利益を足し、固定資産除却損などの特別損失を引いたものが税引前当期利益です。
この金額に基づいて法人税や住民税を計算し納付します。
税引前利益は、「ストック力」をあらわしています。
これが低下傾向にあるということは、手元資金が不足しがちであることを示しているので、ストック全体の見直しをはかり、投資有価証券を売却するなどして余裕をもっておくことが必要です。